2010年05月17日

山の辺の道 3

長岳寺を出たのが3時半過ぎ。
天理まで歩くのは運動不足の体にはちょっときつい?
長柄駅から電車に乗ろうかなんて夫と話しながら歩いていたら、長柄駅への分岐を通り過ぎてしまい、戻るのも嫌なので結局天理まで歩くことに。

明治初期の廃仏毀釈で廃寺となり、萱の御所跡と本堂池だけが残る内山永久寺跡を過ぎ、石上神宮へ。

山の辺の道 3


神武天皇が物部氏の先祖である宇摩志麻治命に命じ、宮中に祭らせた平国之剣を、崇神天皇の代に現在の場所に移し石上大神とし、王朝の軍事を司っていた物部氏の氏神としたとのこと。
元々、石上神宮には大神神社と同じく本殿は無く、拝殿の奥に平国之剣を埋め禁足地とし「高庭乃地」と称して祭っていました。
明治時代、当時の宮司が禁足地を発掘。その時出土した剣や曲玉などを奉斎するため本殿を大正初期に建造したそうです。

山の辺の道 3


石上神宮には、途中通り過ぎた内山永久寺の鎮守の住吉神社拝殿があります。
廃仏毀釈の際に難を逃れたものを大正初期に現在地に移築し、現在は石上神宮摂社の出雲建雄神社の拝殿となり、国宝の指定を受けています。

山の辺の道 3


境内には放し飼いの鶏が…。
神の使いとされているそうです。

石上神社を後にし、町中に出、天理の駅へ目指します。
途中、商店街の神具店には天理教のお祭りに使うのでしょうか、笛や太鼓、琴、三味線などの和楽器を扱うお店もあり、思わず太鼓に見入ってしまいました。
笛もちょっと手にとって見てみたかったです。

天理の商店街を抜け、夕方5時半に天理駅に到着しました。
山の辺の道は15年ほど前にも夫と歩きにきたことがあるのですが、整備はされているものの、昔と変わらない里山の風景が広がっていました。
おかげで三輪から天理までのんびり歩くことが出来ました。



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Posted by パロ at 21:14│Comments(0)旅行
 
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