2009年10月02日

淡路ふくろうの郷見学会

淡路ふくろうの郷見学会


先日の日曜日(27日)、手話サークルと聴言協会合同で「淡路ふくろうの郷」を見学してきました。
参加者は、上は95歳のおじいちゃんから下は5歳の女の子まで老若男女38名です。

「淡路ふくろうの郷」は淡路島にあるろうあ高齢者の為の特別養護老人ホームで、平成18年4月に開所しました。
総事業費約14億円のうち、国と県からの補助金はわずか2億4000万円。
残りは、施設建設募金活動により集まった5億円の自己資金と、6億2500万円の借入金によって建設されました。
施設の建設の経緯や概要、ろうあ高齢者を取り巻く環境については こちら に詳しく載っていますのでお読み下さい。


施設の中に入った第一印象は“明るい”!
大きな窓ガラスからさんさんと太陽の光が差し込んでいます。
施設長と利用者の自治会長さんの挨拶の後、早速、施設の中を見学させていただきました。
利用者の部屋は10人ずつのユニットに分かれており、主にユニットの中で食事も含め生活します。
各部屋は個室でプライバシーが保たれ、でも、ご夫婦での入居部屋は、一人づつ個室にはなっていますが中に扉があり自由に行き来できるようなっています。
お風呂は順番待ちでイライラしたりすることが無い様に大小合せて7箇所。
小さいお風呂では一人やご夫婦でゆっくり利用することも出来ますし、大きなお風呂は片面がガラス張りになっていて、外の坪庭を眺めながらゆっくり入ることが出来るようになっています。
風呂好きの日本人に合せて作ったとお話がありました。

見学の途中、利用者の方ともお話しすることが出来ました。
70歳代の男性が、以前は寒い所で暮らしていたので麻痺した腕が上まで上がらなかったが、ここで暮らすようになってからはここまで上がるようになったと、両腕を上げながら嬉しそうにお話されていました。

ろうあ高齢者は未就学の方が多く、私達が普通に持っている子供の頃友達と遊んだり、学校での色んな行事の楽しい思い出が少ないとのこと。
なので、今、楽しい思い出作りが出来るように、施設では毎月色んな行事が催されているそうです。
また、施設での生活は特に決められたルールは無く、自由に買い物に出掛けたり、遊びに行ったりすることができるとのこと、毎朝釣りに出掛ける方もおられるとのことでした。


こんなに明るくて、設備も充実して、お風呂も毎日入れて、自由に生活できるなら、老後はふくろうの郷に入所したいなぁと思いました。
夫婦用の部屋もあるし、私は手話が出来るので、後は夫がコミュニケーションが出来るように手話を学んでもらおうか^^


上の写真は、お土産に買った利用者の手作りかばん。
施設では利用者の手作りの品を販売しており、売り上げは利用者のお小遣いになるとのことでした。



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Posted by パロ at 21:00│Comments(0)手話
 
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